商船三井は9月18日、商船三井客船が運航する客船「にっぽん丸」船上で、東日本大震災からの復興支援活動の一環として対話会を開催したと発表した。
岩手県の宮古港に寄港したにっぽん丸へ山本正德・宮古市長と宮古市在住の大学生・社会人21名を招待して対話会を開催、被災地の将来を担う若者が地元の魅力を再発見し、絆を深める機会を提供した。
対話会では、参加者それぞれが事前に選んだ「とっておきの宮古」を参加者全員で共有して地元の魅力を再発見すると共に、より多くの人に知ってもらう為のアピール方法について話し合った。
参加者からは「都会育ちの自分にとって、宮古の自然そのものが大きな魅力」(男子学生)、「自分たちが昔から見ている風景が、県外出身の人たちにとっては素晴らしいものだと知り感動した。普段は同世代の人と会う機会が少なく、交流の機会を作ってもらえてとてもよかった。今後も交流を続けたい」(社会人女性)との声があった。
また山本市長から「とても貴重な意見を聞くことができた。宮古市の魅力を伝えていきたい気持ちは皆同じ。若い人たちには具体的なアイデアや、やり方をいろいろ提案していってもらいたい。それを構築していくのが行政の役割である」とのコメント。
今回の支援活動は、2011年4月に実施した客船「ふじ丸」支援航海、2014年11月に実施した中学校でのキャリア教育支援に続く、宮古市における商船三井の復興支援活動だ。
商船三井/ClassNKより人事領域での社会性データに第三者認証取得