横河電機は10月9日、子会社のヨコガワ・インディアが、インドの大手石油・ガス会社のバーラト石油(BPCL)から、トラックターミナルを監視・制御するシステムを7億3000万ルピー(約1100万USドル)で受注したと発表した。
石油や潤滑油の輸送拠点である11か所のトラックターミナルを監視・制御するシステム。
ヨコガワ・インディアは、インドの北部と東部にあるBPCLのトラックターミナルの入出荷設備や貯蔵タンクの監視、制御を行う、ターミナル・オートメーション・システム(TAS)として「Terminal Logistics Suite VP」と、安全計装システム「ProSafe-RS」を11か所あるターミナルに納入し、エンジニアリング、据付、試運転を行う。
「Terminal Logistics Suite VP」は、石油・ガスターミナルの貯蔵施設や入出荷設備の監視、制御から在庫管理、品質管理、スケジュール管理に至るまでトータルにターミナル操業の最適化を支援するソリューション。
プロジェクトの遂行にあたって、TASを担当する日本やシンガポールにあるYOKOGAWAグループの拠点と連携し、顧客にとって最適なシステムの構築を目指す。BPCLのトラックターミナルは、2016年3月までに稼働する予定。
今回の受注を機に、「Terminal Logistics Suite VP」をはじめとする、ターミナル操業を最適化するソリューションを積極的に提案し、エネルギーサプライチェーン全体への制御ビジネス拡大に努める。