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JR貨物/上半期のコンテナ貨物輸送量1.5%増

2015年10月16日/調査・統計

日本貨物鉄道が10月15日に発表した2015年度上半期の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は1069万4000トン(前年同月比1.5%増)、車扱は382万8000トン(0.2%増)となった。

上半期は、5月中旬の台風6号接近と宮城県沖地震、7月中旬の台風11号接近、8月下旬の台風15号接近、9月上旬の台風18号接近ならびに静岡地区大雨等の自然災害が相次いで発生し、全体では高速貨715本、専貨11本が運休した(前年同期間は高速貨628本、専貨152本が運休)。

コンテナ貨物は、鉄道へのシフトが続き発送が好調な積合せ貨物、猛暑に伴い全国的に清涼飲料水の出荷が好調な食料工業品、北海道地区での玉葱・馬鈴薯の生育良好により出荷が好調な農産品・青果物のほか、化学工業品、エコ関連物資が前年を上回った。

一方、白物家電の売れ行き不振が続く家電・情報機器、現地調達化及び海外調達化により低調な自動車部品、新聞紙・コート紙の需要の落込みにより低調な紙・パルプ等が前年を下回り、コンテナ貨物全体では前年比1.5%増。

車扱貨物は、石油が市場価格の低廉化及び盆休期の需要増等により好調な発送となったほか、石灰石が納入先工場の整備及び点検等により低調な発送となり、車扱貨物全体では前年比0.2%増となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比1.2%増。

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