SAPジャパンは12月1日、SaaS型のクラウド分析ソリューション「SAP Cloud for Analytics」を発表し、提供を開始した。
SAP HANA Cloud Platformでネイティブに構築する。
パフォーマンスに優れたリアルタイムソリューションで、企業全体のパフォーマンスをすばやく把握できるデジタルダッシュボード、計画、予測、ビジネスインテリジェンス(BI)の機能を、1つのアナリティクスエクスペリエンスとして提供する。
他のクラウドとオンプレミスのソリューションと連携することが可能で、SAP Success FactorsやSA Phybris Marketingといった他のSAPソリューションに組み込まれる予定。
パフォーマンスを追跡し、ビジネスの傾向を予測・分析して、確かな情報に基づく意思決定が可能となり、業績の向上に貢献することができる。
現在のアナリティクスソリューション市場の課題に、クラウドベースでもそれ以外でも、視覚化や予測などの実現方法として個別に機能を提供(サイロ型アプローチ)することが求められている。
SAP Cloud for Analyticsは、ユーザーはあらゆるデータにアクセスできるため、発見、視覚化、計画、予測が容易になり、データを視覚化するだけでなく、ビジネスの成功を支援する。
信頼性が高く、完全に拡張可能なマルチテナント環境での提供により、個人でも会社でも誰もが登録してすぐに使用することができ、純粋なクラウドサービスとして、1つのアナリティクスエクスペリエンスとして利用できるため、ビジネスユーザーの業務の敏捷性とパフォーマンスが向上する。
なお、コンポーネントには、SAP Digital Boardroom、SAP Cloud for Analytics for BI、SAP Cloudfor Analytics for Planningの機能を統合している。