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横浜市港湾局/輸入貨物取扱増のためのロジスティクス機能強化に42億円

2016年02月08日/生産

横浜市港湾局は2月8日、2016年度港湾局予算概要を発表した。

2016年度の重点推進施策のうち、国際競争力のある港(物流施策)では、国際コンテナ戦略港湾の推進と先進的な港湾施設の整備を挙げている。

国際コンテナ戦略港湾の推進では、港湾運営会社と連携した集貨戦略の推進に1億7343万円、輸入貨物取扱増のためのロジスティクス機能強化に42億500万円としている。

国と横浜川崎国際港湾(2016年1月設立)と連携し、国の補助制度を活用したコンテナ貨物集貨支援策や、航路補助制度の実施、国内・海外ポートセールスの展開、新たな輸出貨物の創出など、横浜港のコンテナ取扱量増加と基幹航路等の維持・拡大を図る。

輸入コンテナ貨物の拡大と定着を図るため、南本牧ふ頭をはじめ、コンテナターミナル周辺などの利便性の高いエリアで、高機能物流施設の集積によるロジスティクスパークの形成を図る。

2016年度は具体的に国の特定用途港湾施設整備事業無利子貸付金を活用した「物流施設整備費貸付金」を創設するとともに、ロジスティクスパーク形成に向けた道路等の基盤整備を行い、物流事業者等の物流施設建設を促進する。

先進的な港湾施設の整備では、南本牧ふ頭高規格コンテナターミナル整備等の推進に44億9221万円、新本牧ふ頭の事業化に向けた検討・調査に1億4100万円、大黒ふ頭自動車専用船岸壁の改良に1億6200万円を挙げている。

本牧ふ頭D1岸壁再整備(本牧ふ頭再編)に3億1000万円、南本牧ふ頭連絡臨港道路の整備に74億8651万円、港湾施設整備費貸付金(港湾整備事業費会計)に5億5800万円となっている。

コンテナ船の大型化等へ対応するため、南本牧ふ頭高規格コンテナターミナルの整備を行うとともに、本牧ふ頭では新たにD1岸壁の改良に取り組む。

ロジスティクスパークの形成と建設発生土の安定的な受入に向けて、新本牧ふ頭の事業化に向けた検討・調査も進める。

南本牧ふ頭と背後圏とのアクセスの向上を図るため、南本牧ふ頭連絡臨港道路の整備を行い、2016年度中に供用する。横浜港の主力貨物である自動車貨物の取扱機能強化のため、大黒ふ頭自動車専用船岸壁の改良を行う。

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