LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





JR貨物/グループ会社を再編

2016年03月17日/SCM・経営

日本貨物鉄道(JR貨物)は3月16日、グループ全体としての営業体制強化による収益拡大、安定的業務運営体制の整備を図る目的で、グループ会社を再編すると発表した。

主に特積み・引越し事業者に鉄道利用運送サービスを提供する日本フレートライナーと、国際フォワーダー・船社に鉄道利用運送・通関サービスを提供するジェイアール貨物・インターナショナルの2社を日本フレートライナーを存続会社として3月31日に吸収合併する。

輸出入貨物をターゲットに鉄道・トラック集配・通関の各サービスを一貫提供することで、JR貨物グループとして鉄道輸送を基軸とした総合物流事業体制を構築する。

ジェイアール貨物・インターナショナルの主要顧客である国際フォワーダーと日本フレートライナーの既存国内輸送ネットワークを結合させることで輸出入貨物の国内鉄道輸送拡大を図る。

両社の営業部門を統合することで、鉄道輸送拡大に向けたグループとしての営業体制を強化する。

さらに、京阪神地区で鉄道業務受託とトラック事業を展開するジェイアール貨物・関西ロジスティクスと、岡山・山陰・四国地区で同種事業を展開するジェイアール貨物・山陽ロジスティクスの2社をジェイアール貨物・山陽ロジスティクスを存続会社とする吸収合併を4月1日に実施する。社名はジェイアール貨物・西日本ロジスティクスに変更する。

会社規模の拡大により、トラック事業の営業体制拡充と山陽本線沿線地区への集中的資本投入による事業拡大とグループ外部からの収入拡大を図る。また、他グループ会社との連携を通じ、JR貨物グループとして鉄道輸送を基軸とした総合物流事業体制を構築する。

鉄道業務受託事業において、社員の採用・教育体制を整備できる会社規模とすることで、社員の円滑な採用と定着化を図るとともに、事業所間の交流拡大を通じて、JR貨物の鉄道事業を安全・安定的に継続するための業務運営体制を構築する。

■再編新会社の概要
社名:日本フレートライナー
資本金:1億円
本店:東京都千代田区岩本町2-14-2
   現日本フレートライナー本社事務所
従業員数:299名(臨時・パート社員除く)
http://www.f-l.co.jp/

社名:ジェイアール貨物・西日本ロジスティクス
資本金:2500万円
本店:大阪市福島区福島6-13-7
   現ジェイアール貨物・関西ロジスティクス 本社事務所
従業員数:304名
http://www.jrf-kanloji.co.jp/

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース