富士通は5月6日、日本海事協会の船舶ビッグデータプラットフォームを構築し、4月から稼働を開始したと発表した。
富士通は、運航中の船舶から得られるエンジンなどの機器の稼働データや気象情報をビッグデータとして収集・蓄積し、船舶運航や造船などに関わる海事事業者が航海中の船舶データを必要な時に抽出することが可能なプラットフォームを日本海事協会と構築した。
運航オペレーターはエンジンの稼働データを活用することによる故障予測や、航海データと気象データを活用することによる省エネ運航の実現が可能になる。
船舶ビッグデータプラットフォームは、海事業界初の共通プラットフォームとして、日本海事協会の子会社として2015年12月に設立されたシップデータセンターのサービスとして運用する。