SGホールディングスが5月6日に発表した2016年3月期決算によると売上高は9433億300万円(前年同期比10.0%増)、営業利益540億400万円(18.4%増)、経常利益は525億7200万円(19.8%増)、当期利益は339億7500万円(36.9%増)となった。
デリバリー事業の売上高は7215億7300万円(1.3%増)、営業利益は384億2200万円(1.8%減)だった。
デリバリー事業は、取扱個数は横ばいとなったが、顧客の物流最適化の提案営業を行い、チャーター便等が拡大したことなどにより増収となった。2015年11月には「東松山SRC」の中継センターを稼働し、輸送品質・輸送効率の向上に取り組んできた。同施設では搬送機器自動化の推進による省人化の取組みも行っている。
その他、顧客ニーズに合わせたデリバリーを展開するソリューションの拡大、大型商業施設の館内物流サービスの拡大も増収に貢献した。
ロジスティクス事業の売上高は1140億9900万円(41.0%増)、営業利益は10億9200万円(224.5%増)となった。
国内ではチーム「GOAL」の活動を積極的に展開し、グループ機能を横断的に活用した総合物流ソリューション提案により着実な成果を積み上げたほか、新規営業所の積極的な展開を行い、業績は好調に推移した。
不動産事業の売上高は475億5800万円(936.3%増)、営業利益は102億4800万円(265.3%増)となった。SGリアルティが所有する販売用不動産を信託受益権化し売却したこともあり、増収増益となった。
来期は、売上高9200億円(2.5%減)、営業利益500億円(7.4%減)、経常利益500億円(4.9%減)、当期利益315億円(7.3%減)を見込んでいる。
SGHD/MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄に選定