荏原製作所のグループ会社Ebara Vietnam Pump Company Limitedは5月30日、ベトナムハイズン省で新ポンプ工場をオープンするとともに、新工場の敷地内に本社を移転したと発表した。
事業の拡大に伴いこれまでの工場が手狭になったため、生産能力を増強するため、工場全体の敷地面積は旧工場の約3.5倍の規模。
大型のポンプや多様なスペックのポンプの生産に加え、鋳物生産からポンプの組み立て試験までを一貫して行う生産体制を構築した。
荏原は、20年以上前からベトナムに拠点を構えており、同国で農業・かんがい事業をはじめ上下水道・洪水対策向けなどに1000台以上のポンプを納入している。
2008年にハノイで大洪水が発生した際は、南ハノイのイェンソーポンプ場に納入したポンプが1週間稼働し続け、被害の拡大を防いだ。
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