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米国/5月度のアジア主要10か国発のTEU実績4.1%増

2016年06月17日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は6月10日付で、米国海上コンテナ輸入の5月実績をまとめた。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送月次トレンド比較>
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5月のアジア主要10か国・地域発の TEU (B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず) は、前月に対して14.4%増と上回り、前年比では4.1%増の125.9万TEUとなった。

米国向けコンテナ世界合計5月分はアジア発の増加に加えて欧州発以外は南米発も21.3%と好調で181万TEUとなり前年の175万TEUに対して3.4%の増加となった。

アジア発の6割を占める1位の中国発は前月の0.7%微増に対して3.2%増となったが、2位韓国は自国分と中国からのTS分が振るわず横ばいだった。3位台湾は15.3%増だったが、4位香港は0.8%減の横ばい、5位シンガポールは8.3%減だった。

6位ベトナムは自国積みを伸ばして66.8%増の大幅増加、8位インド、9位タイはそれぞれ10.6%増、22.3%増だったが10位マレーシアは1.3%減だった。

7位の日本発直航分は、3か月連続の減少で、4.7%減だった。過去3年間の推移でも、日本荷受け分に占める直航分のシェアは、92.2%から84.7%と7.5ポイントを下げた。

日本発直航に占めるアジア発TS分は2014Q1-2015Q1は5.7%だったが、2016Q1は2.7%と下がった。
   
なお、日本発直航分に対する米国上位港の5月分の動きは、ロスアンゼルス港が30.9%減となった一方でタコマ港、ロングビーチ港、オークランド港が増加、サバンナ港、NY/NJ港は減少で、全体では前年比2.8%の減少だった。

ZepolJapan
南石正和

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