ニチレイが8月2日に発表した2017年3月期第1四半期決算によると、低温物流事業の売上高は459億8200万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は23億4300万円(2.0%減)だった。
大都市圏は大型冷蔵倉庫の最大活用による集荷拡大に注力するとともに、地方エリアでは保管と輸配送機能を一体化した総合物流サービスを推進した。
新設TC(通過型センター)の稼働も寄与し全体では増収となった。利益面では、人件費上昇に対するコスト対応力の強化に努めたが、新設TCの一時的な費用増加が響き前期を下回った。
海外の欧州地域では、小売店向け配送業務などの運送需要を着実に取り込んだことに加え、乳製品や畜肉などの集荷拡大などにより増収となる一方、ポーランドでの顧客構成の見直しや、ユーロ安による為替換算への影響もあり営業利益は前期を下回った。
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