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米国/7月度のアジア主要10か国発のTEU実績3%増

2016年08月17日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は8月15日付で、米国海上コンテナ輸入の7月実績をまとめた。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送月次トレンド比較>
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7月のアジア主要10カ国・地域発のTEU(B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず*)は前年比3%増の127.7万TEUとなり、1~7月累計では806万TEUで前年同期を2.5%上回った。

主要品目の動きも7月は家具類(5.6%増)、電子電機(7.5%増)、玩具(12.9%増)などが1~7月累計の3%増を上回り8月ピーク前の増加傾向を示した。

米国向け世界合計の7月はアジア発に比べて欧州発などが振るわず全体では1.6%増にとどまった。

アジア発の6割以上を占める1位の中国発は前月実績を4.7%上回り前年比2.5%増となったが、1~7月累計では3%増だった。

2位韓国は中国発TS分が5.1%減で7月は0.9%増横ばいだったが1~7月累計では5.2%増だった。

3位台湾は7月が7.8%増となり1~7月累計では4.9%増だった。

4位香港は7月3.7%減と3か月連続のマイナスで1~7月累計でも11.3%のマイナスだった。

5位シンガポールも7月11.7%減と4か月連続のマイナスで1~7月も10.1%のマイナスだった。6位ベトナムは7月も38.3%の二桁増で1~7月も38%のプラスだった。

8位インドは7月は1.3%の減少でしたが1~7月は2.4%のプラス。

9位タイは4か月連続プラスで7月は26.9%の二桁増で1~7月累計も21.8%のプラスだった。10位マレーシアは7月は55.8%増だったが、1~7月累計は9.1%のマイナスだった。

7位の日本発直航分は前月から8.9%減少で2%減となったが、1~7月累計では0.4%のプラスで横ばい。

日本発韓国TS分も前月から8.7%減少となり、7月は横浜、神戸、徳山以外は全てマイナスで、7月合計は11.5%減だった。

日本発直航分に対する米国港の7月の動きは、ロスアンゼルスが18.4%の減少に対して、タコマ、サバンナ、オークランド、ロングビーチは増加だった。

ZepolJapan
南石正和

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