ボッシュ社とSAPSEは、モノのインターネット(IoT)とインダストリー4.0の分野で戦略的パートナーシップを締結した。
両社はこの提携でクラウドテクノロジーとソフトウェアソリューションにおいて協業を拡大していく予定。
共同アプローチにより、製造とロジスティクスのプロセスを高速化し、お客様に提供する製品とサービスの安全性と品質を向上させる。
2つの国際的企業が協働した具体的な例として、ロジスティクスで可視性と効率性を向上させたフォークリフトの位置情報がある。
トラック&トレースとして知られるIICが用意した既存のテストベッドで、大規模倉庫や航空機格納庫、産業用地におけるフォークリフトの位置をリアルタイムでセンチメートル単位で測定できるようになった。
Bosch社が創設したスタートアップ企業であるZenoTrack社は、カメラ、GPS、レーザースキャナー、無線、そしてコネクテッドモーションセンサーを使ってフォークリフトの位置を正確に特定する。
この位置データは、Bosch IoT Cloudを経由してフリート管理システムのSAPVehicleInsightsアプリケーションに転送され、全車両を対象にした、移送指図やメンテナンススケジュールの計画と遂行をスマートかつ最適に管理できる。
これによって費用が削減され、効率も向上し、Bosch社とSAPが協力した結果、センサーとソフトウェアが連携して、個々の企業の枠を超えた新しいサービスが創出された。