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レンゴー/トライウォール社の株式取得完了

2016年10月28日/国際

レンゴーは10月27日、Tri-Wall Holdings Limitedの株式取得(子会社化)を完了した。

今年5月に株式取得を発表していたが、Tri-Wall Asia Limitedと個人株主2名が保有するTri-Wall Holdings Limitedの全ての普通株式の取得について、中華人民共和国商務部の承認を得られたため。

子会社化したトライウォール社は、重量物段ボールの世界的なブランドである「Tri-WallPak」、「Bi-WallPak」等の商標権を有し、アジア、ヨーロッパの各国で事業を展開しているTri-Wallグループの持株会社。

重量物段ボールは、一般的に、強度の高い原紙を用いた三層段ボールおよび複両面(二層)段ボールを指し、自動車部品や航空機部品をはじめ、電気機器、機械設備、電子部品、ガラス製品等の梱包に使用され、また、国際的な長距離輸送用の梱包材として多く用いられている。

特に、「Tri-Wall」ブランドの重量物段ボール製品は、1952年に米国で誕生して以来64年の歴史を持ち、米国をはじめ世界各国の包装規格に適合し、数多くのグローバル企業に採用されていることから、「Tri-Wall」ブランドは強度・耐候性に優れた三層段ボールの代名詞として知られている。

重量物段ボールは、レンゴーグループが主に製造している一般段ボール製品とビジネス領域も異なり、本格的には手掛けていない分野。

トライウォール社を子会社化することにより、グループの既存顧客への重量物段ボール製品の拡販、Tri-Wallグループの顧客に対するグループ拠点を通じた一般段ボールをはじめとした取扱製品の販売というシナジー効果が見込んでいる。

なお、Tri-Wall Holdings Limitedの2015年12月期の業績は、売上高215億5500万円、税引前当期利益10億100万円、当期利益6億5600万円。

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