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DHLeコマース/成田に越境eコマース・ディストリビューションセンター建設へ

2016年11月22日/物流施設

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ドイツポストDHLグループの事業部であるDHLeコマースは、来年4月までにアウトバウンド越境eコマース・ディストリビューションセンターの建設計画を発表した。

ディストリビューションセンターは、DHLの事業部門の一つとして設立された成田の日本グローバル物流センターに併設される。これは部門横断的アプローチを活用して、日本のeリテイラー(Eコマースの小売業者)に、より多くの海外顧客をもたらす支援、eリテイラーが包括的なサプライチェーン・ソリューションを利用できるようにする。

新しいDHL eコマース商品を利用する顧客がより深いサプライチェーンの専門知識と世界220か国・地域以上でサービスを提供する広範囲な物流ネットワークにアクセスすることができる。

eリテイラー向けに特別に作られた新しい配送サービスは、欧州、米国、英国の消費者に到達するためのより多くの選択肢を提供する。信頼性と価値を重視した同サービスは、日本市場のeリテイラーとマーケットプレイスの独自のニーズに合わせてカスタマイズすることができる。

DHLeコマースによる最新の開発は、年平均成長率16%のペースで増大し、2018年には11億ユーロ超に達すると予測されている日本で急成長している越境eコマース市場をさらに活性化させる。

越境配送サービスのDHL Parcel International Directは、日本から米国と英国に手頃な料金で配送する。

同サービスは、4~6営業日の配達所要時間を約束し、現在の日本のロジスティクス市場に大変革をもたらす。他の越境配送サービスのDHL GlobalMail Packet Plusは、日本~欧州間の配送を所要時間5~10営業日で提供するとともに、貨物状況の可視性が高く、最適な料金で提供する。

2つのサービスは、より多くの海外顧客にサービスを提供してタイムリーに配送し、運営費を抑えることができるため、日本のeリテイラーに潜在するプレッシャーを跳ね返すことができる。

主要マーケットプレイスも、eコマース配送の取扱量増加に対応し、日本のeリテイラーにはグローバルリーチと付加価値サービスを提供するための設備も整備される。

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