日本郵船は7月18日、天皇皇后両陛下が7月17日の海の日に横浜市中区の日本郵船歴史博物館を訪問されたと発表した。
両陛下は日本郵船の工藤泰三会長と歴史博物館館長の阿部且の出迎えを受けた後、脇屋伯英館長代理の案内で館内を視察された。
近代日本海運業を興した岩崎彌太郎やインドのタタ商会と共同で開設したボンベイ航路、戦前の豪華客船に乗船した数々の著名人、戦禍での壊滅、唯一残った大型貨客船氷川丸から始まった復興から現在に至るまでの歴史の展示を熱心にご覧になり、船が唯一の輸送手段であった時代と異なり、旅客輸送がほとんど飛行機になったことに対する感想などを述べられた。
なお、殉職戦没社員冥福祈念像とは、太平洋戦争中に犠牲となった5312名の戦没社員を悼み、創立70周年に当たる1955年に建立。長崎市平和公園にある平和祈念像と同じ、北村西望(1884-1987)の作。
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