オリックス・レンテックは7月18日、日本電産シンポと、オムロンの自動搬送ロボットの法人向けレンタルサービスを開始すると発表した。
自動搬送ロボットは、 床面に敷設した磁気テープによる誘導や、コンピュータ制御によって無人走行する自動搬送ロボット。
主に工場内での作業工程間の商品搬送や倉庫内での荷物の牽引など、作業者が移動することなく部品や商品を運搬できるため、省力化・省人化につながり、 生産性の向上が図れる。
今回取り扱う自動搬送ロボットは、日本電産シンポの「S-CART100」とオムロンの「LDシリーズ」。
「S-CART100」は、タブレット端末で自由に走行ルートを設定でき、急な経路変更にも対応が可能。
また、障害物を自動検知し自動停止するため、安全性も確保できる。「LDシリーズ」は、事前にルートを登録する必要がなく、内蔵するレーザースキャナーで周囲の空間距離を測定し、自動的に最短ルートを判断して走行する。
事前に障害物を検知し回避して目的地に到達することができる。
サービス開始に当たって、「3か月お試しレンタルパック」を提供し、「導入前に現場環境に合った利用が可能か実証実験をしたい」という顧客のニーズに応える。
さらに協働ロボットと組み合わせた使用をすることで、より最適な搬送システムの設計・構築が可能となる。
オリックス・レンテックは、昨年4月よりロボットのレンタルサービス「RoboRen」を開始。
約40年にわたる精密機器のレンタルビジネスでの資産管理ノウハウを生かし、ロボット本体のレンタルと自社専任エンジニアによる技術サポートを行っている。
常設のロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」「Tokyo Robot Lab.2」を開設し、 顧客に実物のロボットの動作や操作性を確認できる機会も提供する。