三井化学は10月26日、三井・デュポンポリケミカル(MDP)、日本貨物鉄道(JR貨物)、丸運と5社共同で、10月10日、国土交通省が進める「モーダルシフト等推進事業」(補助事業)の認定を受けたと発表した。
認定された事業は、三井化学の千葉県市原地区とグループ会社であるMDP の広島県大竹地区間の製品輸送を、従来のトラックから鉄道に切り替えるというもの。
さらに、今年8月よりJR貨物が提供する大型コンテナ(31フィートコンテナー)を本格導入し、三井化学グループの共同物流でのコンテナラウンドユースを実現。従来のワンウェイ輸送ではなく、帰り荷も積載できることとなった。
安定的な輸送手段を確保しつつ、環境問題にも対応することが可能となった。今後は、変更前輸送ルートでの実績に対して、CO2排出量の70%削減とトラックドライバーの労働時間の86.8%削減を目指すとしている。
三井化学は、国土交通省が設置している「エコレールマーク運営・審査委員会」より、地球環境にやさしい鉄道貨物輸送に取り組んでいる企業として、2014年より「エコレールマーク認定企業」の認定を受けている。
国交省/「モーダルシフト等推進事業」(補助事業)で二次募集開始