オリックスは10月26日、埼玉県北葛飾郡松伏町に大規模マルチテナント型物流施設「松伏ロジスティクスセンター」を開発すると発表した。
2019年春頃に竣工する予定で、現在入居企業を募集している。
東京近郊と首都圏を結ぶ国道16号線の内側、都心から30km圏内に位置する。
東京外環自動車道の三郷西ICに近く、また、国道4号線にもアクセスしやすいため交通の混雑状況に応じた配送ルートの選択ができ、東京都内への配送拠点として優れている。
建物は、1フロア1.9万m2、地上4階建てで、1階と3階の倉庫中央に車路とトラックバースを備え、最小区画として8250m2から賃借可能で、最大8テナントが入居できる。
館内は全館LED照明と非常用発電機を採用し、入居企業の消費電力削減とBCPに対応。
4階部分には従業員が利用できるラウンジを設置し、快適な屋内の休憩室と開放感のある屋外テラスを計画している。
大人数での研修や催事等にも対応可能な多目的室や24時間利用可能なシャワールーム、無料の無線LAN環境などを配備し、テナントの希望によっては託児所の設置も可能な仕様。
敷地内には普通自動車用約300台分の従業員駐車場を設置するなど、建物内外において働きやすい職場環境を整えることで、各テナントの職員採用活動をサポートする。
オリックスは、2002年より物流投資事業に本格参入し、これまでに東名阪で延べ38物件の開発実績を有しており、埼玉県内では本件が12件目の開発物件となる。
都市部へのアクセスに恵まれた圏央道エリアでは、物流施設の開発ニーズが高まっており、オリックスにおいても、マルチテナント型の施設開発に注力し、柔軟性が高い計画を保てる開発を推進しているという。
■松伏ロジスティクスセンターの概要
所在地:埼玉県北葛飾郡松伏町大字大川戸
交通手段:外環自動車道「三郷西」I.Cから約14km
常磐自動車道「流山」I.Cから約13km
東北自動車道「浦和」I.Cから約14km
国道4号 越谷春日部バイパス「赤沼」交差点から約2.7km
敷地面積:4万2967.41m2
延床面積:7万7305.43m2
規模・構造:鉄骨造4建 耐火構造
その他:床荷重1.5t/m2 梁下有効高5.5m
着工:2018年2月(予定)
竣工:2019年春頃(予定)