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サンリツ/自動ロボット制御ピッキングシステム「 AutoStore」導入

2017年11月14日/IT・機器

サンリツは11月9日、主要顧客の一つボストン・サイエンティフィック ジャパン(BSJ社)と共同で、サンリツの京浜事業所で使用する自動ロボット制御ピッキングシステム「AutoStore」を導入すると発表した。

<AutoStoreの俯瞰図>
20171114sanritsu1 500x400 - サンリツ/自動ロボット制御ピッキングシステム「 AutoStore」導入

<AutoStore稼働の様子>
20171114sanritsu2 500x333 - サンリツ/自動ロボット制御ピッキングシステム「 AutoStore」導入

稼働は2018年の春を予定している。

倉庫内に高密度に配置されたコンテナの上をロボットが走り、入出庫を行うシステム。

既にBSJ社のオランダ拠点にも導入されており、先進的かつ効率的なオペレーションが行われている。

今回の導入に際し先進的ロボットソリューションを提供するKUKAグループのSwisslog社より購入する。

導入目的は、自由度の高いレイアウト設計と作業者用通路の削減により保管効率35%向上を実現すること。

庫内作業において、省力化と作業環境の向上を実現し、BSJ社基幹システムと自動ロボット制御ピッキングシステムの連携により、取扱製品毎の使用期限管理を自動化、効率的な在庫管理を行うため。

サンリツは、BSJ社との取引を2013年1月より開始したが、計画を上回るBSJ社の取扱い数量増に伴い、限られた倉庫スペース内での高い保管効率が求められるようになった。

また、サンリツとしても昨今の人手不足や労働集約型ビジネスの課題解決に向け、2017年4月よりスタートした「中期経営計画」において「IT投資による省力化、効率化」を掲げていた。これら双方の課題を解決するため、新技術である「AutoStore」の導入に至った。

サンリツと BSJ社は長期的パートナー契約を締結し、今後直面する市場の課題を見据えつつ、医療業界の最先端のサプライチェーンを追求し、更なる自動化を推進、将来日本市場が直面する人材不足等に耐えうるサプライチェーンオペレーションを実現していく。

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