三菱ふそうトラック・バスは11月28日、国土交通省にスーパーグレートのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(エアチャージパイプ)。
大型トラックに搭載されている高圧エアシステムで、エアコンプレッサの選定が不適切なため、エアコンプレッサにより圧縮された空気中に含まれている油分が炭化し、エアチャージパイプ内に堆積することがある。
そのままの状態で使用を続けると、堆積した炭化物によりエアチャージパイプが破損してエアが圧送できなくなり、最悪の場合、路上故障に至るおそれがある。
全車両、エアチャージパイプ内の炭化物の堆積状況を点検するとともに、エアチャージパイプ一式を新品に交換する。併せて、エアチャージパイプ内に著しい炭化物の堆積が認められた場合は、エアコンプレッサを現行品に交換する。
さらに、エアドライヤまでのエアチャージラインを点検し、他の部品においても炭化物の堆積が認められた場合は、部品の清掃・交換を行う。また、メンテナンスノートに、エアチャージラインの定期点検を追記する。
リコール対象車の台数は計1万1419台。不具合の件数は42件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001211938.pdf