JFEエンジニアリングの100%子会社であるJFE環境は12月7日、広島県福山市の西日本本部にリサイクルプラスチックパレット製造工場を稼動した。
物流の荷役台として使用されるパレットはこれまで木製が主流だったが、害虫対策や耐久性などの観点から、プラスチック製の需要が拡大している。
JFE環境のリサイクルプラスチックパレットは、ハニカム構造を採用することにより、従来品と比較し約50%軽量であるにも関わらず同等の強度を有している。
また無臭で衛生的な製品であるため、食品や化学品の荷役等幅広い分野での使用が可能。
さらに、100%リサイクルプラスチックを原料としているため、バージンプラスチックを原料とするパレットと比較して安価で、地球環境に配慮した製品。JFE環境はこれらの特長を強みに年間40万枚を生産する予定だ。
■工場の概要
所在地:広島県福山市箕沖町115-1
建設費:6億5000万円
工場建屋面積:1200m2
製造能力:40万枚/年