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ヤマトHD/中国の大手小売業と包括的アライアンス契約を締結

2017年12月27日/国際

ヤマトホールディングスと中国最大級の小売事業者である京東集団(中国)は12月25日、京東が保有する小口保冷配送ネットワークでの「PAS1018」の認証取得に向けた協力などを含めた包括的なアライアンス契約を締結した。

今年7月に発表した両社の包括的アライアンスに関する意向書に基づき、提携の具体的な内容について議論を重ね、京東のPAS1018認証取得を支援することなど3項目の分野での協業を行う具体的な内容を盛り込んだ、包括的なアライアンス契約を締結した。

具体的には、京東が中国において展開している小口保冷配送サービスを国際規格に適合した仕組みにすることを目指し、ヤマトグループが既にアジア各国において認証を取得している経験を活かした現状の分析や改善点の指摘を行うことで、スムーズなPAS1018の認証取得を目指す。

京東のECサイトで販売されている商品のうち、日本・欧米・東南アジアなどのサプライヤーからの中国向け輸入品について、ヤマトグループのグローバル物流ネットワークを活かし、最適な物流を提供することでECサイトのさらなる魅力向上を実現する。特に日本発の物流について京東はヤマトグループのネットワークを優先的に活用する。

ヤマトグループの持つ宅急便ネットワーク(日本を含む全て)と京東の持つ中国の宅配ネットワークを相互利用し、ドアツードアの物流サービスを実現することで両国のECの発展に貢献する。

今後、PAS1018の認証取得に向けた協力と国際物流における協力において、2018年1月度より取組みを開始する。

アライアンス検討委員会を設置し、継続的に協議を行っていくとともに、越境ECのプラットフォーム作りにおいても今後両社で検討を進める。

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