日本郵船は3月15日、安全推進ビデオを制作したと発表した。
1997年に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故から20年が経過したことを期に、事故の教訓を風化させないこと、グループ社員に安全意識をより浸透させる目的で制作した。
ビデオは、「海・陸・空 あらゆるフィールドで働く約5万人に安全を啓発するグループ社員」向けと、「安全活動に対する当社の基本姿勢を紹介するステークホルダー」向けの2本立てになっている。
グループ社員向けは「日本郵船グループ最大の危機 中ノ瀬原油流出事故」と題し、事故当時を知る社員の証言インタビューやCGなどで当時の状況を再現し、些細なミスコミュニケーションなどにより社会、環境に甚大な損害を与えうることをあらためて認識できる内容となっている。
総合物流企業である日本郵船にとって、ビジネスの裾野がますます広がりを見せるなか、オープンコミュニケーションが重要であることを、全グループ社員に対して啓発している。
ステークホルダー向けは「安全文化の醸成」と題し、安全に対する基本姿勢を紹介するとともに、事故など過去の教訓に基づき安全対策を強化してきた経緯を伝える。
また、今後もその基本姿勢を継承し、安全・安心を最優先に考える文化を醸成していくことを、全てのステークホルダーに向けて紹介している。
■「安全文化の醸成」編8分43秒（2018年2月制作/ステークホルダー向け）
http://www.nykwebcasting.com/profile/video/09_jpn.htm
