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ドローンビジネス市場/物流分野は、2024年度の市場規模100億円

2018年03月20日/調査・統計

インプレス総合研究所は、国内のドローンビジネス市場の動向を調査し、ドローンビジネスに関する調査結果(ドローンビジネス調査報告書2018)をまとめた。

2017年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は503億円、2016年度の353億円から150億円増加している(前年比42%増)。

2018年度には前年比71%増の860億円に拡大し、2024年度には3711億円(2017年度の約7倍)に達すると予想している。

分野別では、2017年度は機体市場が210億円(41.7%)と最も高く、サービス市場が155億円(30.8%)、周辺サービス市場が138億円(27.4%)。

各市場とも今後も拡大が見込まれており、2024年度においては、サービス市場が2530億円(2017年度の約16倍)と最も高くなり、機体市場が730億円(2017年度の約3.5倍)、周辺サービス市場が451億円(2017年度の約3.3倍)に達する見込み。

<サービス市場の分野別市場規模、出所:インプレス総合研究所作成>
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2018年度以降は、非GPS環境下での安定飛行といった課題が解決されつつあることとドローンによる検査システム(自動航行やデータ管理システム)が開発されたことにより、インフラ(橋梁やトンネル等)や構造物点検(工場、ビルなど)がより一層進むことが予想される。

また、人口集中地区以外における目視外飛行について、ガイドラインが策定されることにより、離島や山間部等での拠点間物流や広域調査でのドローン活用が進んでいくと予測している。

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