流通ニュース・LNEWSを運営しているロジスティクス・パートナーとインプレスは11月21日、虎ノ門ヒルズでEC物流フォーラム2023を開催した。
コロナ禍の期間中は完全オンラインで開催していたが、4年ぶりに完全オフラインで実施。オンラインセミナーが根付き、ブラックフライデー等のECイベントを控えた中、モチベーションの高いEC業界の関係者が多数、虎ノ門ヒルズに集まった。
<アスクル ロジスティクス本部 執行役員 本部長 成松 岳志氏>
自前の設備・物流ネットワークを持っている強みで、2024年問題・2030年問題(国内人口の約3割が高齢者となる事で引き起こされる各種問題の総称)も乗り切ると、アスクルの成松氏は話す。
<ラピュタロボティクス PA-AMR事業部長 相澤 和宏氏>
EC市場は、2018年の9.8兆円から、2030年には20兆円になると推定、自動化を進めなければ2030年問題は乗り切れないと、ラピュタロボティクスの相澤氏。
<グッドマンジャパン CEO アンガス ブルックス氏(左)/ギークプラス CEO 加藤 大和氏(右)>
グッドマンジャパンのブルックス氏は、グローバル企業の強みを存分に活かした物流倉庫「グッドマン常総」を紹介。ギークプラスの加藤氏は、同施設で初期投資の必要が無い、ピース単価契約Laas solutionの詳細を講演。
<オルビス SCM部 ロジスティクス管理グループ マネージャー 柳田 和宏氏>
自社内における物流改革、オルビス流物流DXを紹介した柳田氏。
EC物流成功のカギは、オペレーション構築にある。内製化か、外注か?来場者に問うロジテックの川村氏。
<三菱地所 物流施設事業部 担当部長 吉竹 宏樹氏(左)/東京流通センター 営業部 営業部長 植村 宗広氏>
三菱地所の吉竹氏は、同社が掲げる、基幹物流構想実現の為の機能イメージや、同構想施設のコンセプト、将来イメージ等を説明。TRCの植村氏は、EC拠点として優れた立地である同社の強みや入居企業の好調事例・利用者の声等を紹介。また、8月末に竣工したA棟の案内をした。
<ビームス オペレーション本部 本部長 竹川 誠氏(左)/スクロール360 常務取締役 高山 隆司氏(中)/フェリシモ 新事業開発本部 副本部長 市橋 邦弘氏(右)>
クロージングセッションでは、スクロール高山氏の司会で、ビームス竹川氏、フェリシモ市橋氏の3人が、2024年問題に向けてどの様な取り組みをしているのか、またその成果などを詳細に共有した。場内では、多くの頷く来場者と共に、ため息にも似た声も聞かれた。
後日、本イベントのアーカイブ配信も予定している。
EC物流フォーラム2024は、2024年11月頃開催の予定。
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ラピュタ/ピッキングアシストロボットがほくやくの函館支店で稼働