インプレス総合研究所はこのほど「ドローンビジネス調査報告書2024」を発刊した。
＜ドローンビジネスの市場規模＞
＜ドローンビジネスの業種ごとの売り上げ規模＞
これは同研究所の「新産業調査レポートシリーズ」の一環で発刊しているもので、ドローンを活用したビジネスでの企業やキーマンなどの取材に基づき編集・構成されたもの。
物流関連の内容では、ドローン物流市場は2023年度が21億円で、2028年度には878億円まで拡大する見込みと予測。
2023年のトピックとして、「無人地帯での補助者なし目視外飛行（レベル3）」に関するルールが改正され、レベル3.5飛行制度が新設されたことも開設。レベル3.5飛行では、機上カメラの活用で事業者の負担となっている補助者の配置や看板の設置が不要になるほか、操縦ライセンスの保有と保険への加入によって定時配送を難しくしていた一時停止が不要になる。これらにより、ドローンを活用した配送に取り組みやすくなる。
また、山間地域の利便性向上を目的とした宅配便配送、災害時の医薬品配送など、レベル3.5飛行による実証実験が日本各地で行われていることも紹介。
同制度が後押しとなり、2025年度以降にドローン物流市場が本格的に立ち上がるとみられる、としている。
なお、レベル3飛行では、道路や鉄道、家屋などの上空を通過する際に補助者を配置したり、看板を設置したりする必要があったほか、道路や鉄道などを横断する際には、その直前に一時停止しなければならなかった。
＜ドローンビジネス調査報告書2024＞
■書籍情報
書名：ドローンビジネス調査報告書2024
著者：春原久徳、青山祐介、インプレス総合研究所
発行所：インプレス
発売日：2024年3月22日
価格：CD（PDF）版、ダウンロード版 13万2000円（本体 12万円＋税10％）
CD（PDF）＋冊子版 14万3000円（本体 13万円＋税10％）
判型：A4判 モノクロ
ページ数：508頁
ISBN：CD（PDF）＋冊子版 978-4-295-01890-2
詳細、予約
https://research.impress.co.jp/drone2024
