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ESR/2月末竣工、15.8万m2の大阪・南港DC2の内部を初公開

2018年03月22日/物流施設

ESRは3月20日、2月末に竣工したばかりの「レッドウッド南港ディストリビューションセンター2」の内部を初公開した。

<手前が南港DC2、右奥が南港DC1>
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<左手が南港DC2、右側が南港DC1>
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<南港DC2外観>
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<入口付近>
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「レッドウッド南港ディストリビューションセンター2」(南港DC2)は大阪湾岸部で延床面積15万8030m2の大型マルチテナント型物流施設。

すぐ隣の「レッドウッド南港ディストリビューションセンター1」(南港DC1)と合わせると、約28万4000m2の巨大な物流施設群となる。

大阪港に位置し、国際海上コンテナのオペレーションに適しており、大阪中心部へは阪神高速で約15分(一般道で約30分)、阪神高速で関西空港へ約40分と好アクセスの立地。

西日本全域への配送拠点として、また、海上貨物のみならず、国際航空貨物の拠点としても高い利便性を誇る。

ESR関西事務所の井上太朗ディレクターは「南港DC1よりも規模は大きくなっています。倉庫本来の基本性能はもちろん、HUMAN CENTRIC DESIGNに基づいて、さらに快適性と利便性を追求した施設を実現しています」と話す。

<エントランス>
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<託児所>
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<ラウンジ>
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<ラウンジ>
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中でも、ESRが「人に優しい設計ーHUMAN CENTRIC DESIGN」を標ぼうして以来、アメニティ施設の充実は目を見張る。ゲームチェンジャーのごとき、1階には託児所、ショップ、4階には無線LAN・大型テレビを備えたラウンジなど、一昔前の倉庫では考えられない施設がごく自然に配置されている。

1階の託児所には25人から30人が収容可能で、南港DC1と合わせると約50人から60人の収容が可能だ。子供が楽しく遊べる明るく立体的な空間を提供。託児所らしく、角の部分を丸くする工夫も凝らしている。

完成予想図で見た南港DC1と南港DC2が建ち並ぶ姿は壮観だ。いずれもラウンジ(休憩室)からの眺めは大阪湾を見渡せる位置に配置され、船の行きかう港の様子が一望できるビューポイントとなっている

ラウンジは南港DC1同様、各種イベントが開催できるような斬新なデザインを施している。約150人を収容することが可能だ。合わせて、近くには会議室や喫煙室(各階)も用意している。1階のエントランス付近には、シャワー室やショップ、トラックドライバー休憩室など、働く人にとって快適なアメニティ環境となっている。

<センター部の車路>
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<倉庫内>
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<トラックバース>
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<ドライバー休憩室>
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<井上ディレクター>
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倉庫の基本機能では、「ダブルランプ構造で全フロアに大型トレーラーが直接乗り入れ接車でき、1フロアオペレーションも可能です。クロスドック物流にも適応。冷蔵冷凍設備の増設も可能です」と井上ディレクターは話す。

CASBEEのAランク基準を満たし、LED照明、太陽光発電システム、雨水貯水槽や節水システムの導入、充実した緑化計画等、再生可能エネルギーを積極的に活用し、環境負荷の低減に配慮している。

BCP対策でも、あらゆる非常事態での停電に備え、非常用自家発電機を整備。共用部に監視カメラも設置しセキュリティ管理もサポートする。

なお、従業員確保については、後方に大都市圏を控え、大阪市営ニュートラム「ポートタウン西駅」から徒歩10分ということで不安はないとのことだ。

■概要
所在地:大阪府大阪市住之江区南港中1-9-3
敷地面積:6万9899m2
延床面積:15万8030m2
賃貸面積:13万6581m2
構造:柱S造、梁S造、地上4階建
梁下有効高:5.5m
積載荷重:1.5t/m2
柱ピッチ:10.45×10.2
バース:1-4F:各64+(4t)12each
自動車:普通自動車226台、トラック待機場15台 

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