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ファンケル/物流費高騰で送料値上げ、新物流センター構築へ

2018年03月23日/SCM・経営

ファンケルは4月下旬から、通信販売事業において送料無料を廃止し、一律送料100円にする。

3月23日行われた新中期経営計画説明会で、同社の島田和幸社長が明らかにした。

<ファンケルの島田和幸社長>
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宅配便などの料金値上げに伴い、通販、直営店や海外店舗への配送料金、カタログ・ダイレクトメールの発送など物流に関する経費が上昇しており、年間約15億円のコスト増になっているという。

同社の2017年度の売上高は1075億円と過去最高を更新する見込みで、今後も物流センターでの物量の増加が予想されている。

島田社長は、「物流コスト削減のため、デジタルへの移行で紙のカタログの送付を3~4割減らした。現在、千葉県柏市にある物流センターは、ピーク時には出荷しきれないほどの物量を扱う。運賃値上げの影響を最小化する物流業務の効率化に取り組むとともに、今後3~4年で、物流拠点を東西2拠点制にするなど、新物流センターを構築する」と話している。

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