北海道は4月5日、北海道での航空ネットワークのめざす姿とその実現に向けた方策を明らかにする「北海道航空ネットワークビジョン」を策定したと発表した。
貨物については、国際線の路線数増加に伴い取扱量は増加。魚介類、菓子類の伸びが著しいと状況分析。
新千歳空港での国際線の新規就航などによる路線数等の急増に伴い、航空旅客便による貨物輸送網も格段に充実してきており、国際航空貨物の取扱量は、「活ホタテ」などを中心とした魚介類やチョコレート製品などの菓子類の伸びが著しい。
海外・道外へ向けた航空貨物輸送の拡大を目指し、輸出拡大に向けた国際路線誘致、生鮮食品など高付加価値商品の輸出拡大、道外地域から新千歳空港経由での輸出の推進を挙げている。
生鮮食品など高付加価値商品の輸出拡大では、新千歳空港のSIACT上屋増築、地上物流との連携による受入体制の効率化を図る。
国内小口貨物輸送の促進では、荷主・フォワーダー・航空会社の3者による連携輸送モデルの構築を図る。輸送効率の向上、輸送費用の低廉化など、地域における持続可能な輸送モデルの構築に向けた取組の推進を目指すとしている。
■北海道航空ネットワークビジョン
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/kkk/networkvision.pdf