暖房機器、調理機器等家電製造の千石は4月10日、フィリピン ルソン島中部LISPII(Light Industry & Science ParkII)に中国の東莞工場・恵州工場に続き、新たな製造工場を稼働させると発表した。
フィリピン進出は、日本国内だけでなく更なるグローバル展開を拡充していくなかで、自社ブランド・OEM製品ともに普及タイプ製品を中心に拡大生産・輸出することを目的に決定したもの。
新設工場では、千石の主力商品である、オーブントースターの完成品組立や線材加工等の部品加工に加えて、今後は、プレス加工・スポット溶接・リン酸亜鉛による前処理も可能な塗装・組立にわたる一貫生産体制をとる。それぞれの設備の特長を活かした部品の加工も含め、需要拡大に向け更に加速するとしている。
■SENGOKU PHILIPPINES INC. 概要
所在地:フィリピン ルソン島中部 LISPII(Light Industry & Science ParkII)
設立・稼働:2015年11月会社登記・2018年春稼働
資本金:9200万ペソ
企業類型:独資経営
敷地/延床面積:2万m2/6140m2
主な生産品目:(製品)オーブントースター、(部品)線材加工など
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