東急不動産は9月6日、ローカル5Gの実証実験を行う LOGI’Q 南茨木の「R&D センター」が本格稼働することと、物流会社と荷主企業のマッチングサービス「Q’s コネクト」の提供を開始すると発表した。
R&D センターでは、Phoxter、NTT コミュニケーションズと連携し、様々な自動化機器と通信の実証実験に取り組んでいく。R&D センターを基盤として様々な実証・検証を行うことで、高品質なネットワークやクラウド、セキュリティサービスによる遠隔操作・監視など、さらなる技術革新と市場展開を推進する。これにより、物流業界や製造業の DX を促進し、全体最適の物流システムの構築と顧客に最適な提案を行う体制を目指す。
また、R&D センターに隣接して、インフラ・インダストリー事業を紹介する総合ショールーム「TO CUBE」も開設している。
主な取り組み内容は、「入庫から出庫に必要な様々な自動化機器を活用した最適なトータルソリューションの検証」、「新通信技術(ローカル5G、ローカル4G)の検証と次世代搬送システムの開発」、「Phoxter による自社製の AMR の開発、改良」、「LOGI’Q 南茨木内に入居している荷主企業へのAMRシステム導入と効果検証」としている。
「Q’s コネクト」の提供は11月上旬に予定している。「東急プラザ」をはじめとした同社が開発した商業施設の運営を行う「東急不動産 SC マネジメント」、および東急グループが開発した商業施設をはじめとした様々な施設の運営を行う「東急モールズデベロップメント」、この2社ならではのネットワークを活用し、物流拠点再編や物流業務のアウトソーシングなどのニーズがある荷主企業と、空坪リスクの解消や新たな取引先の創出で悩んでいる物流会社とのマッチングを行うサービスになっている。