ファーストリテイリングは4月12日に発表した2018年8月期第2四半期の決算で、国内ユニクロ事業について、売上高販管費率が、特に物流費、広告宣伝費の大幅な削減が寄与し、前年同期比1.9ポイント改善したと公表した。
物流費は、店舗関連の物流費が大幅に削減し、売上高販管費率0.6%ポイント貢献した。
生産から販売までのサプライチェーン全体の商品量を可視化し、在庫の適正なコントロールができ、倉庫オペレーションの効率化した。
生産・物流・販売が連動した精緻な販売計画を策定し、状況に応じて売れ筋商品の在庫をしっかり持ちつつ、動きの悪い商品は、早めの売価変更を行うなどタイムリーな修正が功を奏したことから、今期の秋冬商戦は好調な販売トレンドが継続した。
このため、国内ユニクロ事業の第2四半期の売上収益は4936億円(前年同期比8.5%増)、営業利益は887億円(29.0%増)と、増収増益になった。
Eコマース販売を含む既存店売上高は8.4%増で、Eコマースの売上は31.6%の増収で、売上構成比は7.5%へと上昇した。
なお、EC関連の物流費は、EC販売の拡大、有明倉庫のEC専用化によるコスト増で増加している。