中日本高速道路(NEXCO中日本)は4月25日、遠州トラックと連携し、新東名高速道路浜松サービスエリア(SA)下り線敷地内に中継物流拠点を整備すると発表した。
物流事業者の全てが利用できる、高速道路会社で初の新規事業となるもの。
中継物流は、トラックドライバーの長時間労働の改善のため、長距離輸送を複数のドライバーで分担する。
関東方面、関西方面からのトラックドライバーが浜松SAの中継拠点でトレーラー交換もしくはドライバー交代を実施することで、貨物はそれぞれ目的地へ輸送されるとともに、ドライバーは長距離輸送することなく日帰り運行することも可能となる。
中継物流拠点は、2018年夏ごろの開業を予定している。
EXCO中日本は中継物流事業を運輸業界の「働き方改革」を支援する取り組みの一つとして実施し、今後も高速道路をより快適により便利に活用いただけるよう、物流事業の支援に取り組んでいくとしている。
■設備概要
駐車マス数:30(セミトレーラー対応4m×20m)
面積:約8000m2
設備:舗装、照明、駐車場ゲート、監視カメラ、防護柵等
事業概要
場所:E1A新東名高速道路浜松サービスエリア(下り線)敷地内
事業開始:2018年夏頃(予定)
利用料金:600円/台・回(予定)
利用方法(案):
事前に利用登録。ICカードの郵送。(窓口は遠州トラック)
利用する時間帯をウェブ上のシステムにて予約。
配布されたICカードにより、中継物流拠点を利用。
浜松SAスマートICより一般道経由(スマートIC上り線側から約2km、下り線側から約3km)で入退場。
利用回数に応じて事後精算