国土交通省、東日本高速道路、首都高速道路は6月14日、東京外かく環状道路(三郷南IC~高谷JCT)開通開通1週間後の首都圏の交通状況を発表した。
4つの放射道路(東関東道・常磐道・東北道・関越道)が接続したことにより、都心の交通円滑化・物流の生産性向上が図られたとしている。
千葉の湾岸エリアから、都心を通ることなく北関東各地へアクセス可能になり、所要時間が大幅短縮した。
高谷JCT~大泉JCT(関越道)では、20分減(60分⇒40分)に、高谷JCT~川口JCT(東北道)28分減(54分⇒26分)に高谷JCT~三郷JCT(常磐道)28分減(43分⇒15分)となり、湾岸エリアから北関東方面への所要時間が大幅に短縮した。
都内を通過する車両が外環道に転換している結果となった。外環道(市川中央IC~京葉JCT)の交通量は約4万台。中央環状線の交通量が東側で約1割減少している。
国道298号に並行する幹線道路の交通状況が改善した。国道298号の交通量は平均約2.4万台だが、並行する県道1号市川松戸線等の交通量が約2~3割減少した。
大型車交通量は約4~5割減少した結果となった。
国道298号に並行する幹線道路の旅行速度が広域的に改善し、県道1号市川松戸線では、旅行速度が約4割上昇した。