アサヒビールは7月24日、アサヒビール吹田工場からJR吹田貨物ターミナル駅専用道路へのトラックの直通運行が可能となるアサヒビール専用ゲート「吹田工場JR門」を設置すると発表した。
7月24日から運用を開始し、環境負荷の低減を目指す。
アサヒビール吹田工場からJR吹田貨物ターミナル駅間を運行するトラックは、公道を経由する必要があり、交通量の増大が課題となっていた。
今回、吹田市と日本貨物鉄道の協力により「吹田工場JR門」を設置することで、年間約2万台のトラックが公道を経由せずに直通運行することが可能となる。
従来の片道約9.5kmの走行距離は約1.5kmに短縮される。また、コンテナを牽引できるように改良した電気牽引車や、圧縮天然ガス(CNG)大型トラックを一部使用し、環境負荷低減を図る。
今回の取り組みにより、年間のCO2排出量は従来の約1/6となり、約200t削減できると試算している。
アサヒビールは、世界的に関心が高まっている温室効果ガス対策や、ドライバー不足等の物流の課題に対して、環境にやさしく持続可能な物流の展開を進めてきた。
今回の吹田エリアでの取り組みとともに、従来のビール各社との共同物流やモーダルシフトの推進などにより、さらなる持続可能な社会への貢献を目指すとしている。