クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは2018年Q2の日本の物流施設の四半期レポート「マーケットビート」第2四半期を発行した。
2017年の会計年度が明け、物流施設への需要が一服した。市場全体では堅調な物流施設であるが、同時に空室が長期化する物件もあり、物件の選別が鮮明となっている。
これから新規供給が集中することもあり、空室が長期化する物件は賃料下落につながる可能性も高い。一方で需要の取り込みに向け、各デベロッパーによるITニーズに対する取り組みが加速している。
1969年に開始された外環道の建設事業、6月2日に外環道の三郷南IC~高谷JCT間がついに開通。これによって3環状9放射ネットワーク構想の約6割が完成したことになる。
三郷エリアの利便性が強化されたことから同エリアの物流施設への需要改善が見込まれ、今後流山エリアへのニーズ流入予想に加え、千葉湾岸エリアから関東各地への配送利便性が大幅に改善されたことから、今後需要の伸びが期待される。
さらに外環の開通により配送利便性が高まった流山エリアは、外環エリアに含まれて認識されるようになった。