日本郵船は8月21日、トヨコーと同社の持つレーザー施工技術「CoolLaser(クーレーザー)」の海事分野での共同事業展開の検討について覚書を締結したと発表した。
画期的なレーザー技術の活用により、甲板上での乗組員によるメンテナンス作業の負担低減や修繕ドックのコスト削減を実現し、さらに効率的で環境に配慮したメンテナンスを可能とする事業の展開を目指す。
CoolLaserの海事分野での事業展開を目指し、レーザー照射が鋼材に与える影響や塗膜の付着試験、安全な施工方法の検証を通して、現場に適した装置、システム、施工方法の開発・改良に取り組み、修繕ドックで実船に対してトライアルを実施する予定だ。
日本郵船は、3月に発表した新中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”に基づき、海事業界における安全で効率的なメンテナンスを通じ、企業と社会の持続的な発展と成長を目指す、としている。