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JR貨物/9月のコンテナ貨物輸送量31.7%減、相次ぐ災害で

2018年10月17日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が10月17日に発表した9月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は135万トン(前年同月比31.7%減)、車扱は67万1000トン(3.1%減)となった。

9月は、「平成30年7月豪雨」「台風21号」「北海道胆振東部地震」など相次ぐ災害の影響で、高速貨1639本、専貨30本が運休となった(前年は高速貨177本が運休)。

「平成30年7月豪雨」の影響で不通となっている山陽線では、トラック・船舶による代行輸送のほか、伯備線・山陰線・山口線を経由した迂回運転を実施。また、北海道胆振東部地震の影響で不通となった石勝線については、トラックによる代行輸送を実施した。

コンテナは、自動車部品が山陽線不通の影響に加え、北海道胆振東部地震による一部工場の稼働停止も重なり大幅な減送となった。また、積合せ貨物、食料工業品、紙・パルプ、化学薬品、化学工業品などは中国・九州地区での輸送が低調になったほか、農産品・青果物は北海道胆振東部地震の影響を大きく受けた。度重なる災害の影響は全国に波及し、全品目で前年を下回った。

車扱は、石油が9月上旬からの価格高騰を受けて買い控え傾向となったため、低調な荷動きとなった。

コンテナ・車扱の合計では、前年同月比24.3%減となった。

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