ZMPは11月8日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)の新バージョン「自律移動モデル」をCarriRo ADとして11月20日に出荷すると発表した。
<CarriRo ADとランドマーク>
<先頭を自律走行するCarriRoR ADの後をFDが追従する無人隊列走行>
自動運転技術を応用したCarriRo Visual Tracking 方式(特許出願中)によりCarriRoの自律走行を実現した。CarriRo ADは走行しながら路面に貼られたランドマークを識別し、自己位置及び走行指示情報を画像認識により取得する。
それにより、人手を介在することなく安定したルート走行を行うことが可能になる。走行ルートを一般的なAGVのようにライン(線)で設定するのではなく、ランドマークというポイント(点)で設定することにより、ルート設定にかかる手間とコストを大幅に削減するとともに、ポイント毎の走行指示を幾通りも設定可能にすることによる柔軟性を確保した。
すでに先行導入では、5社が導入しており、そのうちの大手物流会社では年末繁忙期対策として、3セット(1セット=自律型のCarriRo1台、追従型2台)を導入したという。
なお、価格は単体で導入すると月額10万8000円だが、エントリーパッケージのセット価格だと10万円になる。
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