農業総合研究所は11月5日、「東京加工センター」を開設した。
東京加工センターは、日水物流の東京物流センター内(東京都大田区東海6-1-2)の設けたもので、取扱規模(加工数量)は日量10,000~15,000パック。
<東京加工センター開設の概要>
同社の大田センター近くに加工センターを開設し、大田センターと加工センターを一体運営し、 生産者が行っている加工作業を受託することにより、 中・大規模生産者からの集荷拡大を狙い、 物量の増加と安定化、 調達の効率化、 取引先(店舗)の拡大を図る。
外部委託している加工業務を内製化することにより、 コスト削減と増大する物量に耐えうる体制構築、 流通総額の拡大につなげる。
同社の委託販売プラットフォームでは、 商品のパッキング(袋詰め)やバーコードシール貼付等(以下:加工作業)を生産者が行っている。
生産者による加工作業は、 出荷量の増加に伴い作業負担も大きくなるため、 特に中・大規模生産者の加工作業の外注ニーズは高くなっていた。
同社が加工作業を受託することで、 中・大規模生産者の出荷が増加し、 流通総額のさらなる増加が見込めるものの、 既存集荷場での加工作業の受託は、 作業スペースと人的な制限があり限定的であった。
一部の加工作業を外部業者へ委託していたが、 コストの問題や納品時間の制限があり、 拡大が難しい状況にあった。
これらの課題を解決するため、 加工センターを開設した。