山九は11月29日、日本物流団体連合会の「平成30年度モーダルシフト取り組み優良事業者・表彰制度」において、改善部門と新規開拓部門の2部門で受賞したと発表した。
<日本物流団体連合会の田村会長(左)、山九の國清執行役員 ロジスティクス・ソリューション事業本部 3PL事業部長>
改善部門では、山九全体の幹線区間輸送量に占める鉄道・海運の割合が、2017年度に52.5%と前年度比5.0ポイント増加し、モーダルシフトの輸送比率が向上したことが評価された。
2016年度は継続部門で受賞しており、今回の改善部門の受賞で5年間連続の受賞となった。
一方、新規開拓部門では2件のモーダルシフトを実現。1件目は、兵庫県から福岡県への工業用潤滑油の輸送を、トラック輸送から鉄道コンテナ輸送に切り替えたというもの。小ロット納品が指定されている案件で幹線部分を鉄道輸送に切り替え、モーダルシフトによるCO2削減とドライバーの省力化を実現した。
2件目は、群馬県から徳島県へのPETボトル輸送を海上輸送に切り替え、さらに海上区間が無人航送であることから、トラックをトレーラーに変更したというもの。長距離ドライバーの確保が難しい中、品質を落とすことなくCO2削減とドライバーの省力化を実現した。