UDトラックスは12月12日、国土交通省に「クオン」の改善対策を届け出た。
不具合の部位は、制動装置(衝突被害軽減制動制御装置)。
ミリ波レーダによる障害物検知プログラムの機能限界により、先行車がいない状況下で道路などの下を潜る構造のアンダーパス道路を通過する時や、高速道路の出入口ゲート付近を走行した際に、ミリ波情報を稀に前方障害物と誤認識することがある。
そのため、表示モニタに警告表示がされるとともに警告音を発し、使用者の予期せぬ急制動がかかるおそれがある。
改善措置として、全車両でミリ波レーダの障害物検知プログラムを対策プログラムに書き換える。
対象車両は1車種22型式で、合計8493台。不具合件数は6件で、事故は無し。
■型式等
http://www.mlit.go.jp/common/001264681.pdf