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日野自動車/新東名のトラック隊列走行、動画を公開

2018年12月12日/IT・機器

日野自動車はホームページ上に2018年12月4日に行われたトラックによる後続車有人システムの隊列走行公道実証に参加し、その走行動画を公開した。

実証は、経済産業省と国土交通省が「未来投資戦略2018」に基づき、高速道路でのトラック隊列走行の実現を目指して、今年1月の公道実証に引き続き行ったもの。12月の新東名高速道路では、「車線維持支援システム(LKA:Lane Keep Assist)」を追加した新システムによる実証を行ったもの。

新システムでは、CACCにより通信で先行車の制御情報を受信し車間距離を一定に保つとともに、LKAにより道路の白線をカメラで認識しステアリングを自動制御することで、車線に沿った走行がしやすいように運転を支援する。

日野は、ドライバー不足をはじめとする物流業界の抱える課題解決に貢献すべく、技術開発をはじめさまざまな取り組みを行っている。隊列走行も有効な手段の一つであると考えており、社会インフラの整備状況や社会受容性なども鑑みながら、実現可能なものから段階的に実用化すべく技術開発を進めている。

今回実証するCACCとLKAを活用した後続車有人システムは、国が掲げる2021年の商業化に向け、2020年頃の技術の確立を目指しています。これらの前後/左右方向の制御システムに加え、ドライバーモニターなどの先進安全技術とあわせて、安全性の向上とドライバーの疲労軽減に大きく貢献する。

隊列走行の商業化には、技術開発のみならず、法制度を含めた社会インフラ整備、社会受容性の醸成、事業者の理解・参画が重要。日野は、関係機関と連携し隊列走行の商業化の実現を目指す、としている。

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