ANAホールディングスが1月29日に発表した2019年3月期第3四半期決算によると、国際線貨物の輸送重量は71万5019トン(前年同期比6.4%減)、売上高は988億円(12.1%増)だった。
北米・欧州向けの自動車関連部品や電子部品を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本発海外向けが好調に推移。海外発も、日本向け貨物が堅調だったほか、エアラインチャーター(他社機材を使用した貨物チャーター便)を活用するなど、需要の取り込みに努めた。
輸送重量は、三国間輸送貨物の減少により前年同期を下回ったが、イールドマネジメントを強化した結果、収入は前年同期を上回った。
なお、イールドマネジメントとは、企業の収益を最大化するマネジメント手法のこと。
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