シッピーノは4月2日、アマゾンに出品している事業者が利用する独自の基幹システムとアマゾンマーケットプレイスWebサービス(アマゾン MWS)を連携するシステム開発サービスの提供を開始した。
これにより、自社基幹システムによるAmazonでの受注情報の取り込みのほか、自社倉庫の在庫情報をアマゾンに自動反映するといった、アマゾンでの販売や在庫管理に関するデータのやり取りを自動化することが可能になる。
基幹システムとの連携イメージは、アマゾンでの受注情報を基幹システムへ自動で取り込み、基幹システムの在庫情報をアマゾンに自動で反映する。FBA(フルフィルメント by Amazon)の在庫が切れた際に自動でFBA出荷から出品者出荷へ切り替え、当該商品の在庫数をアマゾンに自動で反映。アマゾンで受注した際に、基幹システムを介して自社の倉庫へ自動で出荷指示など、各社の状況に合わせて個別にカスタマイズを行う。
独自の基幹システムを導入している中規模以上の事業者では、自社の基幹システムと他社が提供している業務効率化サービス(個別カスタマイズを行わないSaaS形態のもの)との技術的な連携が難しく、またアマゾンのAPIの仕様変更に追随するためのリソースが十分でないといった課題がある。
シッピーノは、アマゾン MWSを通し、FBAの在庫情報と連携し、FBAの出荷依頼を自動化するなどのサービス「シッピーノ」を開発、運営している。このシッピーノの運営を通して得たアマゾン MWSの知見を元に、事業者の基幹システムとアマゾン MWSを連携するシステムを構築し、業務の自動化を支援することになったもの。
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