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インフォア/プラットフォーム構築でセガの余剰在庫減らし業務効率化

2019年04月12日/IT・機器

インフォアジャパンは4月12日、セガ エンタテインメントが新規ビジネスへの対応と業務効率化を促進するためにインフォアの製造業向けERP「Infor LN」を採用したと発表した。

Infor LNにより、セガの会計管理、販売管理および倉庫管理を含む物流管理までをカバーする新しい基幹業務プラットフォームが構築され、2020年の夏頃に本稼働する予定だ。

セガは、このプラットフォームにより、滞っていた業務プロセスと情報の整流化を進め、業務効率化を促進していく。一例として、ニーズが激しく移り変わるゲームセンターの景品などの倉庫在庫の管理をシステム化し、余剰在庫を減らすと共に、店舗社員の業務を削減する予定。

同社は業務効率化による余剰時間で、楽しい時間と空間を実現するための新規ビジネスを創出し、それにより発生する新しい業務もこのプラットフォームで対応する見込み。

なお、セガは社員が新しい取り組みに集中できるよう、働き方改革をはじめとする社内および店舗の業務効率化を進めている。その中で課題になっていたのが、過去のアミューズメントビジネス用に開発されたフルスクラッチの基幹業務システム。拡張性が乏しく、老朽化したシステムに縛られることで、効率化に向けた業務フローの見直しや、新規ビジネスに伴う業務の対応を進められずにいた。

システムの刷新を決めた同社は、業界独自の商習慣に対応できる柔軟な機能や、業務の改善・追加に必要な機能が予めパッケージ化されている汎用性の高さを評価し、インフォアの製造業向けERP「Infor LN」を採用。導入を支援する日立製作所が、Infor LNの日本市場展開時からのパートナー企業として高い知見を持ち、同社の業務へ深い理解を示したことも決め手になっている。

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