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JD.com/1時間で4000袋識別、IoT仕分けシステム開発

2019年04月25日/IT・機器

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京東商城(JD.com)を運営する京東集団は4月25日、中国で初めてフレキシブルコンテナバッグなどの袋状の荷物の自動認識・自動仕分けを可能とするIoT仕分けシステムの開発に成功したと発表した。

<AIによる識別>
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<荷物の運搬>
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<360度コード解読>
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<仕分け>
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京東が開発したIoT仕分けシステムは、レーザースキャン・画像識別装置では識別できなかった荷物の自動仕分けを可能とする。

このシステムでは、AI技術や360度コード解読技術などさまざまな技術を組み合わせており、1袋0.9秒で識別し、仕分け制度は99.99%と高い識別能力を持つ。これにより、1時間で4000袋の識別が可能になり、従来に比べ作業効率は5倍以上改善される。

これまで物流業界では、経常が不定であり、表面が平らでないフレコンバッグなどの袋状の荷物の自動識別・自動仕分けが課題となっていた。

京東物流の王 設備計画部責任者は「IoTは物流業界の次なる戦略技術の管制高地。京東物流は2016年にIoT分野への開発投資を開始し、道路輸送、低温流通での全工程監視・制御、スマート物流団地、倉庫、仕分けセンターのIoT設備やシステムなどの開発を進め、IoTの技術的応用を実現してきた。IoT仕分けシステムは、同分野での新たな革新。京東物流は常に技術の最先端を歩み、IoTと5G技術の発展と共に、技術と応用の打開案を人に先んじて実現していく。スマート技術を支えとして、京東物流の王振輝CEOが定めた核心的戦略目標『体験を基本とし効率で勝つ』を実現していく」とコメントしている。

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