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鴻池運輸/3月期の売上高6.3%増、営業利益0.8%減

2019年05月09日/決算

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鴻池運輸が5月9日に発表した2019年3月期決算によると、売上高2941億5800万円(前年同期比6.3%増)、営業利益109億7600万円(0.8%減)、経常利益113億7300万円(1.4%減)、親会社に帰属する当期利益62億8900万円(10.7%減)となった。

複合ソリューション事業の売上高は2032億8300万円(5.7%増)、営業利益は137億3800万円(1.2%減)だった。各分野で取扱量が堅調に推移したものの、台風21号による関西国際空港一時閉鎖などの自然災害や軽油単価高騰などが利益を押し下げた。

鉄鋼関連や環境・エンジニアリング分野では、製鉄所内生産工程付帯業務や自動車エンジン用部品生産業務が増加したほか、プラントエンジニアリング事業(電気計装設計)を行う新規連結会社エヌビーエスが寄与し、増収となった。

空港関連分野は、成田国際空港での業務拡大、関西国際空港での増便や機材の大型化、新規受託空港での業務開始などにより増収。食品関連分野では、飲料などの配送センター業務や生産工程請負業務が堅調に推移。生活関連分野では空調機器の、メディカル分野では医療機器の取扱量がそれぞれ増加した。

国内物流事業では、通販物流取扱量と冷凍冷蔵食品の保管・配送取扱業務の増加などで、売上高は496億9300万円(1.4%増)。営業利益は、単価改定や倉庫保管効率向上、路線・共配便の効率化などによって利益率が改善し、23億7500万円(37.8%増)となった。

国際物流事業では、香港のフォワーディング会社BEL INTERNATIONAL LOGISTICSの新規連結化や、インド子会社での鉄道貨物輸送取扱量増加、フォワーディング業務の増加などにより、売上高は411億8100万円(16.0%増)と増加。営業利益は自然災害やユーロ圏経済の減速影響などによって10億3500万円(3.6%減)となった。

次期は、売上高3131億円(6.4%増)、営業利益110億円(0.2%増)、経常利益113億円(0.6%減)、親会社に帰属する当期利益69億円(9.7%増)を見込んでいる。

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