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名村造船所/25万トン型鉱石運搬船「CAPE ESPERANZA」引き渡し

2019年05月13日/IT・機器

名村造船所は5月10日、佐賀県の伊万里事業所で建造していたNSC0411 SHIPPING S.A.向け、載貨重量25万トン型鉱石運搬船「CAPE ESPERANZA」を引渡したと発表した。

<CAPE ESPERANZA>
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CAPE ESPERANZAは西豪州の鉄鉱石積出主要3港へ入港できる最大船型で、18m喫水で載貨重量25万トンを確保。7ホールド・7ハッチを採用し、第一世代型に比べ積付の柔軟性と荷役効率の向上を図っている。

最新の国際条約の要件を適用した最新鋭の船型で、推進性能や操縦性能を考慮しつつ船首形状最適化による実海域性能をバランスさせた船体形状を採用。

独自開発の「Namura flow Control Fin(NCF)」と「舵付きフィン(Rudder Fin)」の装備に加え、最新型の高効率プロペラと低摩擦型船底防汚塗料を採用し、推進性能の向上と燃料消費量の低減を図っている。

主機関と主発電機関には、IMO MARPOL Annex VIに適合した低NOx機関を採用。さらにエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮。バラスト水管理条約の発効に伴い、IMO承認に基づくバラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水を制御することで海洋環境の保護に努めている。

■CAPE ESPERANZAの概要
全長:329.95m
幅(型):57.00m
夏季満載喫水(型):18.00m
総トン数:13万5810総トン
載貨重量:25万194重量トン
主機関:MAN B&W 6G80ME-C9.5 1基
定員:28名
船級:アメリカ船級協会(ABS)
船籍:パナマ

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